SYMPTOM
-血便が出た!時にまず確認-
血便と聞くと、みなさんはどのような便を想像されますか?
実は血便と言っても、様々な種類、様々な状態、そして様々な状況があるんです。
その血便は…
赤い色水のような便?
ねばねばした赤いものが付着している便?
便に赤い物が混じっている便?
自覚症状はないけれど、便潜血検査で陽性と出た便?
血便の色は…
どんな赤い色でしたか?
血の色の様な鮮血?赤黒い?あずき色?
赤も茶色も通り越して、真っ黒?
血便の量は…
どれくらいの量が出ましたか?
便器が真っ赤に染まるくらい?
便だけが色が違う感じ?
それとも、拭いた時にトイレットペーパーに血がついた?
血便の頻度は…
今日だけ?
それとも何日か続いている?
出たり、出なかったりしている?
排便の度にずっと出ている?
血便が出た時…
発熱、腹痛、下痢、嘔吐、めまいなど別の症状も出ている?
そう。
血便と言っても実は色々な状態、状況、その色によって、出血している臓器、疾患も全く変わってくるのです。
血便が出た!となったら、びっくりして慌ててしまいますよね。
でも、まずはどんな血便で、どんな色をしていて、いつから出ていて、どれくらい出ているのか、を分かる範囲で、観察し受診時に医師にお伝えください。
ご本人の状態が悪い場合は、ご家族が把握をし、医師にお伝えください。
また、血便の状況によっては、緊急内視鏡検査(大腸カメラ検査)や腹部エコー検査を行う場合もあります。
血便症状で受診される日は、可能であれば前日の夕食及び当日の朝食を抜いてからお越しください。
著者 臨港クリニック