DOCTOR COLUMN
このクリニックに勤めて10ヶ月、まだ1年にも満たない私ですがここから何かを(?)お伝えしていくことになりました。
よろしくお願いします。
私たち4人は内科医、特に消化器内科医です。
消化器疾患の病気と言えば、やはり患者さんが心配されるのは癌です。
私たち医師も同じ気持ちです。
なぜなら、まず患ってしまえば自然に治ることがないからです。
ウイルスや細菌が原因の胃腸炎、最近ではすっかり認知されたヘリコバクターピロリ菌による胃潰瘍や十二指腸潰瘍はともすれば自然治癒することはあります。もちろん投薬でより早期に治癒することが多い疾患です。
しかし現在の医学の進歩が目覚ましいとはいえ、癌を患えば自然治癒することはまずありません。特に消化管の癌は早く見つけ、早く切除することに越したことはないのです。食道癌、胃癌、大腸癌などは内視鏡検査を行うことでそれが可能なのです。
内視鏡検査はしんどい、怖いと思われるのは当然かと思います。
こんな太くて長いロープみたいなものを口やお尻から入れるんですか!?
そう言われたこともあります。
でも私たち4人は多くの経験を積んでおりますので安心してお任せください。
『今回は楽に検査を受けることができました。』
いつまで経っても患者さんにそう言ってもらえるように丁寧に検査を行っております。
だからこそ、内視鏡検査をお勧めするのです。
著者 名誉院長 菅原 淳