DOCTOR COLUMN
2020年1月に中国武漢から発生した新型コロナウイルス感染症は、世界的に流行し日本においても影響が今なお大きいのはご存知の通りです。
ですが、2020年5月21日には近畿地方の緊急事態宣言も解除され、少しほっとされた方も多いのではないでしょうか。
気の緩み過ぎは禁物ですが…
ただ、長期にわたる自宅待機で身体的、精神的にも体調を崩された方もおられると思います。
当院ではこのホームページにもありますように、発熱患者さんに対して13時から発熱専門の外来時間をもうけて対応させていただいております。
ハード面でも通常の待合室とは別に発熱患者さんを一時的に隔離できるアイソレーションルームを設置し、発熱患者さんを診察する場所でも、窓の開放はもちろん、強力な吸引換気を常時行っておりますので、すべての患者さんに不安なく受診していただけます。
内視鏡検査においては、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、必要度の高い患者さまに限定し検査を行っておりましたが、最近の新規感染者数の減少及び緊急事態宣言解除をうけ、2020年5月21日より通常通り内視鏡(大腸カメラ・胃カメラ)検査・治療を再開させていただくこととなりました。
もちろん、当院では以下の点についても継続して注意工夫をしております。
ただ、感染防護に万全を期す意味でも当面の間は内視鏡検査枠を若干減らしての運用となる予定ですので、ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
極端な制限により不安が増したり、適切な治療をうけることが遅れたりすることで様々な症状を悪化させたりしないよう、ひとつひとつ私たちと一緒に考えていきましょう。
著者 名誉院長 菅原 淳